Never Say Goodbye…。

今日はもう月組の初日。
タカハナの最後の日から5日が過ぎた。
これまで見送ったトップさんやスターさんたちの中には
好きな人もそうでもない人もいた。
けれど、誰のときも退団公演となれば感慨深いものがあり、
最後の観劇には知らず涙が滲んできたり溢れてきたりしたものだ。
あんまり…と思ってた人の退団公演で涙がボロボロ出て止まらなかったことさえある。
それが。
この公演、3回観たのだがまったく心に響いて来なくて
正直、参った。
ハナちゃんは、レオノーラでは輝くばかりに美しかったのに
キャサリンはなんだか全然輝きもなくて、
歌も無理して歌っているようで、ちっともいいと思えなかった。
最後に観た日だけは自分の歌い方に少し戻っていて
多少よかったけれど。
あと、微かに笑ってみせる時の表情がよかったかな。
タカちゃんは…マンリーコの時すでに
「ムリだよ〜」な状態だった。
でも退団オーラで、と期待してたけど私には
以前のカッコいいタカちゃんは見つからなかった。
シャッターをきるポーズなんて、
タカちゃんならもっとカッコイイはず、と思うのに。
大好きだったのに。二人とも。
なんだかかなしい。





タカちゃんは、もしハナちゃんが相手役でなければ
ごく普通のトップさんだったんじゃないかなと思う。
最初の噂どおり2作で辞めてたかもしれない。
ステキなトップさん、に見えたのは
相手役サンの功績が大きいと。


ハナちゃんはタカラジェンヌとして類い稀なる才能に恵まれた
稀有な娘役さんだったと思う。
だから最後は自分の退団と言うものをもっと大切にしてほしかった。
彼女にとっては「タカコさんの相手役」でいることが
最高の幸せで、満足できる最後だったのだろうけど。
後にも先にもこんな娘役さんはもう出ないだろうに
つまらない終わりになってしまったなあと、寂しい。