中居くんと木村くんで。

二人で映像化したい本に初めて出会った。


坂木司「青空の卵」


いい本なんだ、これが。
たいてい春野サンにどうかしら、などと思いながら読むことが多い。
でもこれは割とすぐに合わないな、と思った。
で、読み進んでいくうちに突然!ひらめいた。
コレ、この鳥井くんて、中居くんでミタイ!!
ちょっと年齢的にヤバいけど…でも映像の力でそんなんどうにでもなる。
だって、鳥井くんは
美少女と見紛うほど美しく、華奢で、小柄で
口は悪く、頭の回転は早く
とても繊細な心の持ち主。
彼にとって坂木は
たった一人の友人、大切な人、唯一絶対神
坂木が泣くと途端に精神のバランスを崩して子どもに返ってしまう。
「さかき…ないてるの?」
このひらがなで表された台詞を言える表現力とそれが似合う容姿、
それを兼ね備えた人は中居くん以外にいない!と。
しかも撮るなら美しい今しかない!と。
(イヤ、それ自分が見たいだけだ)
そしてそんな鳥井に寄り添って生きる坂木。
コレはもう木村くん以外にいない!!
木村くんには意外な役かもしれないけど。
でも、坂木もまた鳥井がいてこそ、生きている価値を感じられるのだ。
「依存しているのは僕の方なんだ」
鳥井のまっすぐな瞳に見つめられても目を逸らさずにいられる自分でいたい。
それが坂木の自分を律した暮らし方、生き方に繋がっている。


自分たちの本当の姿を人が見たら気持ち悪がるだろう、と坂木が思うくらいに
共有する世界を生きる二人なのだ。
あ、でも二人は恋人とかではありません。そこがまたいいのだが。
ああ見たいな〜。


買った頃は一軒の本屋にしか置いてなくて
他で買おうとしたら見つからなかったくらいなのに、
最近どこの本屋でも平積みになってたりしてるので
きっと話題の本なのだろう。
映像化はされるかも。
でもこのキャスティングはないだろうなー。
ああ、見たーい見たーい!!