Ernest In Love@日生②

2週間ぶりの日生。
さすがにテンポよくなり、楽しめた。
でも一幕ちょっとウツラッとしてしまったが…。
2幕がいいのは変わりない。
グウェンドレン・あすかはますます母ちゃん振りを発揮。
樹里が大人だからかな。
ニュースで観ただけの月組・バカップルぶりとはずいぶん違う。
かなみもあねさんタイプだけど母ちゃんじゃない気がする。
可愛さがね、違う気がするの。
樹里・ジャックは大人。
特にセシリィの後見人として、結婚を許さないと脅すとこらへん。
すっかりジャックおじさんだし、
ブラックネル夫人と駆け引きしてる様が大人だ。
もちろん、セシリィの幸せを本気でジャマしようというのではなく、
ブラックネル夫人に、人の気持ち、と言うものを諭している感じ。
そんな大人なジャックが甘えられるグウェンドレンはやっぱり大人な女性だと。


ジャック=アーネストは貴族の生活をしているけれど、
自分は貴族ではないという思いがある。
けれど実は貴族の生まれだった、という二重三重のつくり。
慣れてはいても借り物の暮らしをしていると言う拠り所のなさ。
寂しさ。
でも身についた優雅さは生まれながらのものだった。
最後にブラックネル夫人に
「僕のおばさん」と呼びかけるところと言い、
どうしてもミーマイと被るんだけど。
ビルより一捻り複雑か。
最初に執事に「いとこ同士の結婚は珍しくない」
とわざわざ言わせてるのは、結末に繋がっている。


まあ、今回も。
観ながら何度かジャック=寿美礼ちゃんの姿が
頭に浮かんでしまったのだが。
ごめんね。樹里。