これが男の生きる道…ってか。

ウルフってたぶん、
「ちゃらんぽらんに見えるけどどこか謎めいてる」
男なんだと思う。
設定として。
アンナを口説いてるのも本気なのか遊びなのか…
ホテル・コンチネンタルの男たちは応援してるようだが、
女たちは胡散臭い目で見てると思う。
特にアンナは、その言葉が嘘ばかりでないことを感じながらも
どこか信用できないとも思っている。
殺し屋さん」と何度も言うのも
それが真実かもしれないと思ってるからでは?
虚勢を張ってるアンナ。
軟弱な男のフリをするウルフ。
二人は似たもの同士。


「安らかなんて言葉はない」
「永遠なんてない」
それがウルフの心の底。
アンナを愛しているという言葉に嘘はなくても、
自分のすべてを打ち明けて残りの人生をともに歩もうとは思わないんだよねえ。
孤独に死んでゆく。
ヤ、孤独じゃないか。
オーランドに撃たれて死ぬのなら。
オーランドが追ってくるのを知ってたはずだもん。
いくら気配を消しても、ソファに身を潜めているのに気づかないはずないし。


男3人の過去やらがわりと詳しく設定されてるけど
あとは放りっぱなしの脚本だよねえ。
ハードボイルドかラブロマンスか、どちらかに絞ればよかったのに。
彩音ちゃんはとても頑張ってていいと思う。
でもやっぱり年の差は贖えないわ。
今のところ。
それにしてもまるで「サヨナラ仕様」のような台詞の数々。
「PHANTOM」の次がツアーだから今の内に、ってことかな。