さよなら、OSASUKA。

アンドレさん、出番少ないのか〜…。
でも、当然か。
稽古期間もないんだもんね。
仕方ない。


私のパレルモはもう終わってしまった。
そう、アンドレさんを観に行くために、
明日の観劇のお誘いを振り切り・・・。



ラス前の観劇で「昭和のかほり」リレーがあり、
一瞬だけど、あすかを見る寿美礼ちゃんを久々に観れてラッキー。
最後の寿美礼ちゃんメガネはまとぶんから渡されたけど、
トム→あすかとリレーしてきたものかな?と想像してしまった。
そしたら突然。
サンパギータの場面、
まとぶんの持つサンパギータの花束が
寿美礼ちゃんを現しているように見えて。
花束を捨てて、笑顔でトムと去るあすか。
「ああ、二人は花組をともに去ってゆくんだなあ」
と妙に実感。
真飛が拾うと、知っているのよ、あすかは。
「きっと大事にしてくれるわね。
 後はあなたに頼んだわよ。
 あたしの役目は終わったの。
 安心してここを去ってゆくわ。」
あすかの背中がそう言っているようで。
娘役2番手ではなく、組内2番手の役割を果たしてきたと思うあすか。
これからは、自分のために自由に羽ばたくのかもしれない。



寿美礼ちゃんからあすかへ、
みとさんを介して渡される、ロザリオ。
そりゃ、もちろんこじつけなんだけど、
ずっとそう思って観てきた。
ジュディッタ・あすかはそのロザリオを
最後までヴィットリオには渡さない。
だから。
新しい道を行くあすかを、
きっと守ってくれる、という思いをこめて
あのロザリオはあすかの手に渡されるのだ、と。
(そう思いたいだけだ。私が。)


あすかの手に落とされるロザリオと、
あすかの手を滑り落ちてゆくサンパギータ
最後まで、見つめ合うことなくわかれてゆく二人を象徴するかのよう。
すべてはあすかの手に委ねられていたのかもしれない。