ウメちゃん、忘れ雪、リチャード?世。
やはり同時のウメちゃん。
とても“らしい”決断だな、と思う。
タニウメコンビが大好きだったから、同時であって欲しい思いと、
タニ同様、まだ早過ぎるので(怪我での休演もあったし)
残ってもっと輝いて欲しいという思いの両方があった。
けれど、ウメちゃんがそう決めたのなら最後の公演、
二人で思い切り輝いて欲しい。
キラキラの宝塚とあたたかなコンビの空気、満載の公演でありますように。
「忘れ雪」
原作ありなのに…なぜだ。
こだまっちのメチャクチャな自称・オリジナル脚本の方がまだマシと思うなんて!
みんな、おかしな人物・おかしな脚本をここまで演じるの大変だったろう。
キムは特に。
熱演と技術だけではどうしようもないよねえ。
そこがキムのこれからの課題でもあるので、
そういう意味ではこれは今のキムに必要な試練だったとか?(笑)
ヘンな脚本でもヘンな人物でも
舞台上ですべてを昇華して
ワケ解らないところまで観客を持っていく、その力が足りない。
なまじ技術があるだけになあ。
がんばれ!
ミミちゃんはどうも好きなタイプでなくて…無難に初ヒロインをこなしていたように思う。
テリー、これが雪組で見る最後の姿だなあ。
サックス、ほんとに吹いてたんだ!ちょっとビックリ。
意味あんのか?カッコよかったけど。それでいいのか。いいんだな、きっと。
え〜とえ〜と、ナガさんガンバレ!
みなこちゃん、エライ。
まやさん、お疲れでした。
「リチャード?世」
三田和代・銀粉蝶・久世星佳。
三人を観るための舞台だった。
古田は
「リチャードやるにはまだ早かったね」
って感じ。
究極の受け役者・久世星佳演じるエリザベスとの対決シーンは面白かった。
すごいな、久世さん。
三田さん、銀粉蝶さんに挟まれると、もう久世さんなんてピヨピヨのヒヨっ子なんだが、
新太との場面では明らかに彼女が引っ張ってた。
三田さんの舞台が観られて、幸せ。
前進あるのみ。
「前を向くしかなかった」
自らの下級生の時の状況をそう語ったタニ。
そう。
そんな中でひたすら努力を続けていたタニ。
黙々と、ストイックなほどに。
迷走しながら。
大好きだった。
もっと続けて欲しかった。
もっと大きな何かを掴んで欲しかった。トップとして。
ウメちゃんとのコンビも大好きだった。
最後の作品が、どうか、どうか良い作品でありますように。
情熱大陸。
50代くらいになったら、もっと楽に呼吸できるようになるんだろうか、芸能界で。
何でも出来てしまうことの弱さを知っているんだろう。
だからいちばん予測の立ち難いMCを自分の仕事にして行こうと決めたのかな。
自分を曝け出したりしなくていいから、もっとしなやかに生きてほしい。
いつかそんな日が来る。
逃げない人だから。
泣いたり笑ったり、冷めたり。
「銀ちゃんの恋」
一回目は少々興奮の観劇。
思い出と現実が混じりあって、涙々そして笑い。
二回目はすっかり平常心。
よかったのはみつる。
あと姫花ちゃんの「スナックししとう」のママ。
みんな頑張ってて、気持ちよく観劇できた。
でも初演メンバーの演技力レベルの高さがよくわかった公演でもあったのだった。