夢が醒めたの?

どうしよう。
寿美礼ちゃんは好きだ。
だけど。
ちょっと気持ちが離れちゃってる。
おさコンの日に感じたあの違和感。
自分で考えないようにしてきたけど
実は今もひきずってる。
博多千秋楽の客席で
私は確かに至福の瞬間を味わった。
愛を叫んだ。
だけど、コンサートの楽には
とても気持ちが引けてしまったのだ。
コンサートそのものはよかった。
ちょっと「ん?」と思ったのは
「星屑の街」前のMC。
一人一人を自分の言葉で表現しようとする
寿美礼ちゃんの気持ちはわかる。
きっと感謝の気持ちを伝えたかったのだと。
でも、いくらでも自分の言葉で語る機会のある
寿美礼ちゃんよりも、
なかなかそういう機会のない
下級生の声が聞きたかった。
コンサートの出演者としてどんなことを感じたのか、
知りたかった。
で、カーテンコール。
前方席に陣取ってたファン会。
ファン会先導で作られたような
カーテンコールに感じたことがとても残念。
高揚した気持ちの発露として、
客席が一体となって盛り上がって
自然とそうなったのとはちょっと違う気がしたの。
コンサートはファン会イベントじゃないんだから。
この会の方々の態度がね…。風情と言うか。
肩で風切って、みたいな。
普段でも
「あたしたち、春野寿美礼の会の人間よ。
どきなさいよ。ツーン。」
て空気を漂わせて劇場周辺をのしてるの見ると、
「ああ、会に入ってなくてよかった」
と思ってしまうんだ。
会の人と寿美礼ちゃんは別。
それはわかってるんだけど。

パレルモ初日の挨拶でも
まず「軍服が着られて嬉しかった」
とか自分のことを延々と話す姿に
テンション下がって。
子供みたいに、
ただ無邪気で素直なだけなんだよね。
そんな風に自分に正直なあなただから
たくさんの組子やファンが付いていくのよね。
そう、わかってるの。

ああ。
早く舞台を観て
春野寿美礼が好き、と言う
それだけの気持ちを
取り戻したい。